2018.07.03

自動車業界が本格的に参入を開始。日産、試作車の設計にVR技術を採用。

vr vr http://tanufuku.blog.fc2.com/blog-entry-221.html 自動車業界各社で様々なVR技術の導入が採用されている中、2018年2月末の日経新聞で日産自動車が試作車の設計に仮想現実(VR)技術を採用することを発表しました。ヘッドマウントディスプレー(HMD)に車内イメージを映し出し、専用のウエアラブル端末を着けた手でハンドルやボタンを操作。距離感や手触りなども確かめることができます。VR技術の導入によって実物大のモデル車の制作が不要となり、設計のコストや開発・改良時間の削減につなげることができます。

日産のVR技術導入の真意とは?

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日産、触覚デバイス活用で車のデザイン改善 VR企業と共同
日産のグローバルデザイン担当のアルフォンソ・アルバイザ専務執行役員は、「テクノロジーが変化すれば、デザインや他部門との協業の仕方なども変わる」と話しています。技術革新に伴いデザインの仕事のやり方にも変化が必要であると提唱しています。そこで同社はデザイン業務へのVRシステムの本格活用を推進。車両のデザインイメージを各拠点とVRで共有・体験することで、修正すべき点などを細部まで話し合うことができ、設計工数を短縮することが可能となりました。

トヨタと日産の比較。新しい側面からのVR技術の利用。

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1801/16/news085.html 2015年には、トヨタ自動車が安全運転教育プログラム「TeenDrive365」を発表し、話題になりました。このシミュレーターは、停止しているトヨタ車の中でHMDを装着し、VR空間上で実車のペダルを操作をして運転シミュレーションを行う教育プログラムでした。しかし、今回新たに発表された日産のVR技術の導入は、設計のコストや開発・改良時間の削減に繋がっており、VR技術の導入が企業の課題解決に繋がった一例でもあります。

アウディではこのようなVR事例も。

vr https://www.audi-press.jp/press-releases/2017/b7rqqm0000000tek.html 2016年にアウディが、VRを利用したバーチャル試乗のデモを紹介していた事例もあります。VRのHMDを利用して3Dで作成されている自動車のデータにアクセスできるというデモで、従来は2Dディスプレイで行っていた自動車の3DバーチャルツアーをVR HMD内で再現していました。発表時は既存の販売システムの代替えとしてVRの利用を検討していたものです。

実用化されるVR技術。

vr http://www.aut.ac.jp/news/univ_news/entry-1466.html 2015年のトヨタ自動車による運転教育プログラム、2016年のアウディによるバーチャル試乗のデモなど、これまでもVRを導入してきた自動車業界の企業事例は多くあったが、いずれもPRの要素が強いものでした。しかし、今回の日産の試みはコストの削減や作業工数の短縮などを実現化しており、より具体的にVR技術が各業種の課題解決につながることを証明しています。今後、こういったVR技術の応用が社会の課題解決につながっていくことが今から楽しみですね。

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